SRS工法は特殊ポリマーセメントモルタルを吹き付けることで既設橋脚と一体化し耐震性能を向上させる巻立て工法です。
既設RC橋脚の一般的な耐震補強であるRC巻立て工法は、巻立て厚が250mm以上必要であり、建築限界や河積阻害率等の構造寸法上の制約や橋脚基礎への負担増加などの問題から採用が困難な場合がありました。
本工法は、補強筋を既設橋脚面に接触配置し、所定のかぶりを確保するまで特殊ポリマーセメントモルタルを吹付けることで既設橋脚と一体化し耐震性能を向上させる工法であり、巻立て厚をRC巻立て工法の約1/5程度に抑えることが可能です。